自分たちが提供している価値
今読んでる
ちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」って本。
まだ、読んで数ページしか進んでないけどオモロイ。
ってか、やっぱり書くこと自体が仕事なのでまず読みやすい。
サッと頭に入ってくる文章力にまず驚いた。
意外とちきりんの本、ちゃんと読んだことなかったな。
冒頭いきなりおもしろいのは、
自社の競合を正しく把握していますか?という問い。
題材として出ているのは、ANAの競合はどこか?という内容。
普通に思い浮かべるのは、JALなどの同業他社、これは同じ
サービスを提供しているので当たり前。
だが、自社の提供している価値を明確にすれば、
競合の見え方も違ってくるということ。
飛行機が提供する価値を、
「最寄りの空港から、遠方の空港への移動」
と捉えたら確かに競合他社が当てはまる。
だがしかし、
「物理的に離れた場所を高速移動する価値」
と捉えたら新幹線や高速バスが当てはまる。
さらには
「物理的に離れた場所とのコミュニケーションする価値」
と捉えたらテレビ会議システムやネット通販が当てはまる。
つまりは、自分たちが提供している価値をどこに置くかで、
マーケットからの見え方は変わってくるし、戦略も違ってくる
ということ。
なるほどな、そこまで論理的に自分たちが提供する価値を
改めて考えたことが無かったけど、視野を広げるきっかけになった。
今、所属している化粧品会社で当てはめたらどうなるかなと
想いをはせてみた。
◆より美しくなるための化粧品
◆肌悩みを解決するためのソリューション
◆美の向上によって人生を豊かにするツール
なるほど、確かにどの視点を持つかで見えてくる景色は違う。
ある意味では、そこを曖昧にするとバラバラになってしまうという
怖さも感じる。
あとは、その価値を全社員で共有できるかどうかで、
組織の強さは変わってきそうですね。
自分たちが提供している価値を改めて考える。
中々おもしろい。