イノベーションの起こし方セミナーに行ってきた。 | マイペースのススメ

イノベーションの起こし方セミナーに行ってきた。

知り合いに誘われて、久々に外部セミナーに参加してみた。
そのタイトルは、「イノベーションの起こし方」。


アメリカのコンサルファームのZibaというところで働く、
濱口秀司さんという方がプレゼンターだ。自分は正直のところ
何も知らずに参加したのだが、この濱口さんかなり凄い方の
ようです。

例えば、日本初のイントラネット構築したり、世界初の
USBメモリを発明したり、数々のイノベーションを起こしてきた
世界的に有名な方のようだ。関西出身のようで、話も終始
面白かった。


13~17時と休憩10分挟んだだけのノンストップだったが、
時間があっという間に過ぎた。今後のために学んだことを
簡単にメモしておこうと思う。


◆価値を世の中に生み出すプロセス
 A. 発想(イノベーション)
 B. 説得(インターナル マーケティング:社内マーケティング)
 C. 認知(エクスターナル マーケティング:社外マーケティング)

 ⇒世の中に出ている大半が対社外だが、意外と最も大切なのは
  確かに社内マーケティングだったりする。ビジネスマンであれば誰しも
  心当たりがありそう。

◆1-1:イノベーションの定義とは
 1. 見たことも聞いたこともない
  ポケットからiphoneを取り出して、「これがイノベーションだ!」って
  言っても、「いや、それiphoneやん」ってなる。
  それはイノベーションではない。

 2. 実現可能である
  「不老不死になるドリンク!」と紹介すると1は見たせるが2は
  満たせない(今の技術では)。それはイノベーションではない。

 3. 議論を呼ぶ(賛否が出る)
  10人いて、10人が賛成する案はイノベーションとは言えない。
  必ず賛否を呼ぶ。

 ⇒こうやってプレゼンする内容を最初に定義するのは、
  話を分かりやすくするのにもっとも大切だと感じた。あと、1と2は
  相反するものでもあり、その両方を満たせる物が提示できて
  初めて3にシフトする。過去のイノベーションと言われるものを
  思い出すと、確かにそうやなと思う。

◆1-2:イノベーションに最も大切なこと
 Break the Bias

 ⇒かっこよく言ってるけど、要するにこれは、既成概念を壊すということ。
  説明書無しで感性で使いこなせるスマホはない → iphone
  メガネ以外で視力UPなんてできない → コンタクト → レーシック
  大量データを持ち運びする必要ない → USB
  みたいな感じ。

◆1-3:Break the Biasするためには
 構造化すること。構造化しないと壊せない。

 ⇒これが自分的には一番しっくりきた。既存概念を突拍子もなく
  壊すことはできるけど、そこに説得力はない。まずは構造化した上で
  説得力のある壊し方ができる。これはインターナル・マーケティングにも
  繋がると感じた。

  例えば、こんな感じ。
  ※これはセミナーで出てきたわけじゃなく、今サンプルで
  作ってみただけなのでご容赦下さい。




◆2-1:インターナル・マーケティングのポイント
 1. パッションを持つこと
 2. ピラミッドで伝えること
 3. 階段上にコミュニケートすること

 ⇒1は当たり前だが一番大事。
 ⇒2は要は結論から話すべきということ。当たり前だが忘れがち。
 ⇒3は、「合意できる内容、議論すべき内容を交互に繰り返し
  徐々にコミュニケーションを進める」ということらしいが説明が
  難しい。自分的にまだ理解できてないところ。

◆3-1:エクスターナルマーケティングのポイント
 機能 +デザイン +ストーリー
 で伝えること

 ⇒これは別のサイトでプレゼンで見せてくれた表が出ていた。
  機能だけだと、price(価格)とmarket(販売量)は
  トレードオフの関係だが、デザインを付加するとそのラインが
  比例ラインとなりかつ選択オプションが増える。そこにさらに
  ストーリーを付加するとprice(価格)とmarket(販売量)
  の最適解が導かれる。

  レッドブル、スタバ、iphoneなどを思い浮かべると分かりやすい。
  Androidから爆発的なプロダクトが出ないのは機能のみで
  勝負しているかかもしれない。

  これも別のサイトで説明してくれていたのでご紹介。



顧客価値の設計は、デザイン、機能、ストーリーの順で、かつ、整合性が重要
© Hideshi Hamaguchi
http://bizzine.jp/article/detail/159?p=4


◆3-2:顧客が見る価値は?
 この場合は、デザインと機能から判断し、ストーリーは作らないと
 見せることができない。

 ⇒これもプロダクトだけでなく、企画やサービスすべてにおいて
  当てはまることだと思った。これも別のサイトで説明してくれていたのでご紹介。



顧客価値の設計は、デザイン、機能、ストーリーの順で、かつ、整合性が重要
© Hideshi Hamaguchi
http://bizzine.jp/article/detail/159?p=4


今回を機に、いくつかググってみたが結構いろんなところに
情報が出ていた。話が上手な方なので機会があれば
プレゼンを見ていただく方が良いと思うが、参考までにURLを
貼っつけておきます。

あー、面白かった。